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NOT OLD, BE CLASSIC.「時代を越える粋なモノ」

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お茶に適した水と温度 by MIYUKA

こんにちは。

HAPPA STAND STORE MANAGERの石竹です。

今日はお茶と日本の水についてお話しします。

水には「軟水」と「硬水」があります。

その硬度は水に含まれるマグネシウムやカルシウムによって変わってきます。

多く含まれるほど硬度が高く、少なければ低くなります。

日本の水は「軟水」ですが、ヨーロッパなどは「硬水」で

一般的にお茶には「軟水」が向いていると言われています。

日本の水は硬度が低いので癖がなく飲みやすいのが特徴です。

硬度が高いとお茶特有の苦味が抑えられてしまうので、

日本の軟水がお茶との相性を良くし、美味しく飲んで頂けます。

なので日本でお茶が飲まれる事は理にかなっているといっても

過言ではありません。

また、お茶は種類によって美味しく飲める温度が違います。

例えば煎茶は、沸騰したお湯で淹れると渋みが強くなり、

80度前後の低温で淹れると旨味が出ます。

旨味成分のアミノ酸は50度で溶け出すのに対して、

渋味成分のカテキンが溶け出すのが80度と言われます。

玉露はさらに低い温度の50度前後でゆっくりと時間をかけて抽出すると

旨味が出ます。

高級なお茶ほど低い温度で淹れたほうが美味しくなります。

焙じ茶や玄米茶は旨味成分や渋味成分が少ないので、

沸騰したお湯で淹れても渋味が出すぎる事がないので

高い温度で淹れて、より香りを引き立たせます。

なかなか美味しく淹れられないという声をお客さんから聞きますが、

この温度のポイントを理解して淹れてみると

美味しいお茶を淹れることが出来ます。

日本にはお茶に適した軟水の水があるので美味しくお茶を飲む事が出来ますし、

更にそれぞれのお茶に適した温度で淹れる事で一層味も変わってくるので

是非試してみてください。

以上、最後まで読んで頂きありがとうございます。